さくら組(年長組) 「ふしぎなタネやさん」 劇作り

台本作り(セリフ、動き方)

劇を始めるにあたって、絵本を読みどんなセリフがあったらいいのか、グループに分かれて考えたり演出についてクラス全員で話し合う時間を作りました。

 セリフ決めでは自分達で作ったブタのペープサートを動かすことで、その時のブタさんが何を思うのかを1つずつ考えていきました。

 演出では、雪だるまがコロコロ転がっていくところや蜂に追いかけられるところはどのように演じるといいのかを考えました。友達の話をじっくり聞き、「それめっちゃいいと思う‼︎」と共感してくれたり、友達の話を聞いてさらに思いついたことを話している姿もありました。

劇に使う道具作り

みんなで劇に使う道具は何が必要かを考え、作っていきました。最初は「こんなにたくさんあるね」と話していた子ども達でしたが、作っていくうちに楽しくなってきて「かわいい木になった~‼︎」「もっと作りたいね」と楽しんで作っていました。小道具を作っていくときには「この方法で作ったらいいと思う」と自分の思いを伝えたり、友達の提案を聞いて思ったことを話したりして1つずつ作りました。

BGM作り

今回の劇の中で使われているBGMは全てさくら組の子ども達が作成しました。iPadの中にはいろんな音があることを知り、自分が担当している場面にぴったりの音をがしていた子ども達。

こだわりもあり、「雪だるまが転がるところはコロコロした音が合うと思う」「蜂の巣の木が鳴るところは蜂が飛んでるみたいな音を探す」など、真剣に作っている様子がありました。また、曲ができると友達にも聞いてもらい「これいいと思う?」「いいと思うよ!」と話し合い決定をする姿も見られました。

一生懸命作った曲にも注目して劇を見てもらえると嬉しいです♪

背景描き

 「花は何本あるのかな?」「木の後ろに隠れてる草もある」と絵本の絵をよく見ながら、下書きから描きました。描いている途中で「ここ一緒に描こう」と友達を誘ったり離れている友達に「どんな感じ?」と聞いてみる姿もあり、協力の場面も見えました‼︎絵の具の塗り方も垂れない塗り方を習得し、綺麗に塗ることができるようにもなりました。絵を少し離れたところから見ると、より綺麗に見えることも感じた様子の子ども達で、「あそこもう少しだった」と気づいたところを訂正しながら満足いくものが完成しました♪ 

 2つのグループに分かれて描いていましたが、最後はお互いのチームで見合って「そっちもいいね」「こっちもいいね」と出来上がりをみんなで見ている姿もあり、いい雰囲気で描くことが出来ました。

劇の練習

 劇の練習では、少しずついい演技ができるようにということを意識し、練習ごとに振り返りの時間を作っていました。

「ここが少し難しかった」「じゃあどうやったらいいと思う?」「こうしたらいいと思う!」「それめっちゃよかった!」と、話を聞きながら人がやっているのを見ながら、少しずつ改善していきました。次の練習の時には「ここはこうしたらよかったもんね」と話して思い出したり、気づいた時に友達と教え合ったりする姿もありいいなと思います。舞台の袖では出ていく時に真っ直ぐ行けるように自分達で並び順を確認してから出ています。幕間の間でも子ども達は考えながら動いているのだな…ということも知っていただけると嬉しいです。

子ども達の驚いている演技や疲れている演技も、何度も話し合って決めていたのでぜひ注目して見てほしいです‼︎

劇の練習では、毎回「今日もよかった」「この前はできなかったけど今日はみんなできていたと思う」など自信を持って取り組んでいたように感じます。子ども達の自分達はできる!と信じて練習する気持ちはとっても素敵だなと感じました。自分達でやっているだけでは分からないとも感じた様子で、「ビデオにして見せてほしい」と保育者に言いに来たり「先生は見ていてどう思う?」と質問してきたり、より良い劇にしたいという気持ちも伝わってきました。劇づくりを通して、友達と協力して頑張る楽しさや充実感を感じられたように感じます‼︎

当日!