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雨ドイ遊び


宇梶達也


 毎年、この時期になると、雨どいをつなぎ合わせた水遊びが活発になります。「どう組み合わせるか」の問題提起、試行錯誤の場であり、また、ひとつの遊びに、大勢でかかわることから、共同製作の雰囲気を味わい、その楽しさを味わうことなどが、保育のねらいとなります。先日、ひよこ組の女の子と、雨どい遊びをはじめました。ペットボトルで水を流すためには傾けなくては…と、木切れを積み重ねます。わざと不安定な部分を残しながら「どうしようか」などと問いかけて、遊びを進めていくと、ぞくぞくと子どもたちが集まって来ます。「つなげよう」と誰かが提案し、「どうやってしようか?」と返す。「ここから、分かれ道を作ったら」と誰かが提案し「それ、おもしろいね」と返す。ペットボトル係は、じゃんじゃん水を流すうちに、雨どいの滑り台は、ガシャン!と崩壊。さっそく修理係が作業開始。すると違うところから「ここから水がもれるよ」と雨どいの組み合わせ方がおかしな所に気づき、修理。葉っぱの船を水に流すと、「とまった!」「流れた!」との声。長く繋がった雨どいの一番下で、船が流れてくるのを待つ一時…。
 この「共同製作」は、大勢で遊んでいるように見えますが、今の時期の多くは、保育者と子どもの一対一のやりとりで遊びが進みます。それがやがて、年長組後半になると、子どもたちだけで、役割分担を意識した「協同製作」に発展していきます。こうなってくると意見のぶつかり合いや、ルールなどが出来、また、そこで子ども達は、多くのことを学んでいきます。