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仲間と一緒 楽しさの始まり

宇梶二美

何もないところで、子どもは何かを見つけだすが、そこに仲間がいれば一人とは違った何かが始まる。ひよこ組(年少組)の子ども達が、テラスを走っている。一人で走ることはないけれど、仲間がいると走り出す。競うわけではなく、友と一緒に走ること、それが楽しくて、嬉しくて何度も繰り返し走っている。また、数人の子どもがいて、一人がパターン化した動きを作って始めると、他の子は後に続く。一人は自分のやったことを真似してやってくれる存在のいる楽しさを感じ、他の子は真似る楽しさを感じている。お互いに楽しく、共有の時を過ごしている。最近園庭で貝殻のかけら(子ども達はかけらだなんて思っていないけれど…)を探すことが流行っている。様々な形と色の貝を見つけて、ひよこ組さんは、「♪〜だーれか だーれか きれいなピンクの貝 みーるひとぉー♪〜」その辺にいる子ども達が「ハーイ」と手を挙げて見て「うわぁ!」と感激する。すると今度は違う子が「♪〜だーれか だーれか 三角の貝 みーるひとぉー♪〜」と言う。また「はーい!」と手を挙げて見て感激するといった具合に何度も何度も繰り返される。これは、貝の自慢というより、このパターンを一緒に共有して楽しんでいるものだと思う。どの遊びも、まさに仲間の始まりといった感じがする。もも組(年中組)さん、そしてさくら組(年長組)さんになると、この仲間と共有する時の内容が違ってくるのだ。