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正義はどこから湧き出てくるのだろう?!

 宇梶二美

文化センターでの「ごっこランド」まで、あと一月になりました。さて幼稚園での子どもたちは、毎日忙しそうに自分たちの遊びを繰り広げています。その中でも少しずつストーリーがかったものをごく自然に取り入れているというのが、保育者としてのねらいであり、二学期前半の頃の遊びとは又少し違った雰囲気が感じられるこの頃です。子どもたちは、本当にお話の世界が大好きです。絵本を読んでもらうのも好きですが、自分の身体を使って演じる、いや、もしかしたら演じているというより、魔法にでもかけられているかのようにその役になりきっているというのが適した表現かもしれませんが、お話の世界に入り込んで遊ぶのが大好きなようです。悪の出てこない物語をやってみることもありますが、自由遊びの時間にやるといえば、やっぱり正義が悪を倒すという展開の話を創作しながら進めていくといったものがほとんどです。悪を大人が演じていると、その悪をやっつける子ども、そして悪の仲間になる子ども、全く関係ないところで遊んでいて、回復する薬などを正義にも悪にも提供してくれる子ども、様々なのですが、その子どもたちのやっている行動を突き詰めると、やっぱりみんなが正義のように思えるのです。子どもは、正義や優しさの固まりに感じます。
 加熱する正義と悪の戦い、悪役者(保育者)は傷を負わずいかに倒れ、子どもたちの心をくすぐるためにいかに再生するか、頭を使いながら、そして楽しみながら頑張らなければなりません。 毎日、仮面ライダークゥガやウルトラマンや、セーラームーン、そしてパネルシアターに登場してくる柿の木マンなどに変身して悪に立ち向かっている子ども達です。
 今年はどんな「ごっこランド」になるのか、楽しみです。