荒尾第一幼稚園のプロジェクト活動
まだ立たない。
それでも、わたしたちのキリン。
4歳児の記録|キリンづくり
立ったと思ったら、また倒れる。
作る手が止まる日も、もう一度やってみる日も。
子どもたちとキリンの、初夏の記録です。
5月〜6月|はじまり
「キリンにする!」
保育者の「さっき描いた模様はどうする?」という声から、キリンづくりが始まりました。友達も加わり、段ボールを切り、つなげていきます。
丸めた足の中に紙を詰める。高さをそろえる。試しては直し、「立った!!」と喜ぶ場面もありました。

6月|手が止まったあとも
作っていない。でも、「やめてよ!」。
長い首を斜めにつけるのは難しく、直しても、しばらくすると倒れてしまいます。次第に作る子がいなくなり、足や首も外れたままになりました。
それでも、友達が踏んだり当たったりすると「やめてよ!」。保育者は、その声から、子どもたちとキリンのつながりはまだ続いているのでは、と考えました。
7月はじめ|もう一度、関わるきっかけ
ひもを引いたら、動き出した。
首を取りつける助けになればと、保育者は滑車とひもを用意。「立った!」と喜んだときの写真も近くに掲示しました。
子どもたちが始めたのは、キリンを吊り上げる遊び。首が取れてしまいましたが、「さっき面白かったね!」と笑い合います。週が明けると、「先に首を付けなきゃ」と修理が続きました。

7月|別の方法で、つくり直す
首で試したことを、足にも。
家庭から持ってきた硬い筒を首に差し込む方法を試すと、今度は足にも使ってみることに。いったん足を外し、つくり直しが始まりました。
保育者が開けた穴に筒を入れる。「入らない」と困る隣で、友達がそっと穴を広げます。離れて遊んでいた友達にも声をかけ、それぞれのタイミングでまた加わりました。

7月17日|夏休みの前に
「やっぱり足短い!!」
「テープ貼って」「支えて!」。みんなで立たせると、今度は足が浮いています。「赤ちゃんキリンみたいじゃん!」と笑い合い、「バブバブちゃん」などの名前が出てきました。
最後は壁を頼りに立たせて、夏休みへ。まだ自分だけでは立てないキリン。その周りには、何度も試し、離れ、また集まってきた子どもたちの時間があります。

続きを、一緒に考える。
作る手が止まったときにも、子どもの声や関わりを見つめる。必要に応じて道具や写真を用意し、もう一度試せる場所を残す。保育者も、遊びの続きを考えています。
記録・写真:荒尾第一幼稚園「キリン製作」(4歳児クラス、2026年5月28日〜7月17日)。
