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荒尾第一幼稚園のプロジェクト活動

この音を、自分たちで。

4・5歳児の記録|ハイハットづくり

どんな材料なら、この音になる?
足で踏むと、どうして動く?
ジャズとの出会いが、楽器づくりにつながりました。

一緒に演奏した、あの音。

ごっこランドで、保護者と職員のジャズバンドと一緒に、手作りのカズーを演奏した子どもたち。3学期の「何がしたい?」という話し合いから、ジャズバンドという考えが出てきました。

作り始めた楽器の一つが、ハイハット。足元のペダルで2枚のシンバルを開いたり閉じたりする楽器です。

ごっこランドで保護者と職員のジャズバンドと一緒に演奏する子どもたち
楽器づくりの前にあった、ごっこランドでの演奏体験。

音を聴いて、材料を探す。

ジャズの音源を聴きながら、貝殻やペットボトルの蓋を試します。身近な材料で、音を探していきました。

やがて「もっと本物みたいにしたい」。音だけでなく、ペダルを踏むと皿が上下する仕組みも、作り始めます。

貝殻を使った手作りのハイハットを試す子どもたち
まずは、貝殻で音を試してみます。

本物は、どう動いている?

ゴムを使って試しても、うまくいかない。続きをどう作ればよいか迷う姿を見て、保育者は本物のハイハットを用意しました。

中の棒と上の皿がつながっている。上の皿が動く。気づいた子もいましたが、その仕組みを友達に言葉で伝えるのは、簡単ではありませんでした。

本物のハイハットのペダルと支柱を近くで観察する子どもたち
踏むところと、動くところを確かめます。

1月21日|まず、動く仕組みができた

音は出た。でも、踏めない。

最初にできたのは、下の皿が動く仕組み。踏むと下がり、離すとゴムの力で上の皿に当たります。本物とは動きが逆ですが、音を出すことができました。

ところが、立たせるための3本の足をつけると、ペダルが踏み込めなくなってしまいました。どうしたら、立たせたまま動かせるだろう。

ゴムでつないだ2枚の皿と筒で作ったハイハットの仕組み
下の皿を動かす方法。ここから、さらに工夫が続きます。

1月26日|取りつける場所を変える

ペダルを、こっちにつけたら。

製作は数日間止まりました。それでも解決策を考える姿があったため、保育者は待つことにしました。

やがて4歳児が、筒ではなく中の緑の棒にペダルをつける方法を思いつきます。ペダルの底につけたペットボトルの蓋を支点にすると、本物のように上の皿が動くハイハットができました。

手作りハイハットの棒とペダルのつなぎ方を確かめる子ども
どこにつけるかを変えると、動きも変わります。

つくった楽器で、音を楽しむ。

手作りのドラムセットを叩く子どもの姿を後ろから撮った写真
貝殻や蓋を使った楽器も並ぶ、手作りのドラムセット。

鳴らしたい音があり、近づけたい動きがある。子どもたちは材料を選び、本物を見て、作ったものを動かしながら考えました。保育者も、実物を用意することと、考える時間を待つことの両方で、その過程を支えています。

記録・写真:荒尾第一幼稚園。ハイハットづくりは4・5歳児合同保育での2026年1月の実践です。冒頭の写真は、そのきっかけとなった前年12月のごっこランドです。

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