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荒尾第一幼稚園のプロジェクト活動

遊びたいから、つくる。
遊んで、つくり直す。

5歳児の記録|2023年9月・2024年2月

自分たちで作ったトランプ。
遊んでみると、直したいところが見えてきました。

2023年9月19日|遊びたい気持ちから

トランプを、作ればいい。

友達が使っていて、トランプで遊べない。どうしたら自分たちも遊べるだろう。子どもたちが出した答えは「トランプを作ればいいんだ!!」でした。

3人が集まり、紙を切る人、数字を書く人と分担して作り始めます。薄い紙ではペラペラすることに気づくと、厚紙を貼って固くしました。

紙を切り、数字やマークを描いてトランプを作る子どもたち
遊んだ経験を手がかりに、自分たちで作ります。

2023年9月27日|できたもので、遊ぶ

「できたね〜」

手伝う友達が増えると、同じ数字のカードが多くなってしまうことも。保育者の「どうする?」に、「今、7作ってるよって言えばいいんじゃない」という提案が出ました。何を作るか、伝え合いながら進めます。

できたトランプで、ババ抜き。「これ、○○が作ったんだよ」と話しながら、自分たちのカードで遊びました。

床に座り、自分たちで作ったトランプで遊ぶ子どもたち
作って終わりではなく、遊びに使ってみる。

2024年2月|久しぶりに遊んでみると

ババが、分かっちゃう。

数か月後、自分たちのトランプで久しぶりに遊ぶことに。今度は、大きさの違いから何のカードか分かってしまうことが、気になりました。

「今度は同じ大きさで作ろう」。いつも使っているトランプで型を取り、作り直しが始まりました。

既製のトランプを紙に重ねて型を取る子ども
同じ大きさにするために、本物を手がかりにします。

2024年2月|何を作ったか、見えるように

同じカードが、重ならないように。

作り直す中でも、何人かが同じカードを作る問題が起きました。「何描いてるの?って聞けばいいよ」「数字で分ければいいんじゃ」。相談して、小分けの蓋に数字ごとに並べました。

さらに翌日、作り終えたものに対応する本物のカードも、完成したカードの机へ移すことに。製作する机には、これから作るカードだけが残ります。声をかけ合う方法に、見て分かる仕組みが加わりました。

数字ごとに蓋に分けたトランプと、完成したカードを置く銀色の皿
何ができて、何が残っているかを見えるように。

もっと遊びたくて、工夫する。

最初は、自分たちのトランプで遊べることがうれしかった。時間を置いて遊んでみると、今度は大きさをそろえたくなった。

作ったものを使う経験が、次の「こうしたい」につながっていきます。困ったことを友達と話し、方法を試し、さらに直す。日々の遊びの中に、その過程があります。

記録・写真:荒尾第一幼稚園「トランプ作り 自分たちで作る・作り直す」(5歳児クラス、2023年9月・2024年2月)。

この実践を含む論文の受賞について

荒尾第一幼稚園は、この実践を含む保育実践論文「広がりと深まりを生む環境との対話 ― 園生活に埋め込まれている創作意欲」により、2024年度「ソニー幼児教育支援プログラム」(公益財団法人ソニー教育財団)の「最優秀園」に選ばれました。

ソニー教育財団の入選発表を見る ↗

もう一つの実践:家づくりから宇宙へ →

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