とても寒い日でしたが預かり保育のケイドロは熱く。
園だより「風の顔通信12月号」より
ごっこランドを終えて A.S
ごっこランドが終わって数日、「おもしろかった〜」の余韻が子どもたちも私自身も続いています。何が子どもたちの真剣にわくわくする表情を生んでいるのだろうとずっと考えていますが、とにかく全部がおもしろいに繋がっているんだな、という思いに至りました。題材は、子どもたちが普段の生活の中で好きなこと、気付いたこと、見つけたこと、興味を持ったことがベースになっていたり、保育者の「こんな姿になってほしい」「こんな姿や関わりが生まれてほしい」という願いが込められていたりします。その上で、次の瞬間には何が起こるか分からない期待感や、その場面で初めて生まれたやりとり、子どもたちの動きや気持ちの変化によって変わっていく場面の流れなど「今、ここ」でしか作れないお話が、ホールという普段と違う場所と特別感のある照明や音響の中で進んでいきます。大掛かりな背景や装飾はなく、使っているものはキーポイントになるものだけと少ないけれど、お話に入り込み楽しめるもうひとつの背景は、いつも一緒に過ごしているみんなで一緒にしているということ。ある時はみんなでちょっとどきっとすることを乗り越え、ある場面ではみんなでひとつの目標に向かって動き、困った時はみんなでどうしようと話し合い、捕まった仲間をみんなで応援し…そんな中でみんなで物語の空気に入り込み、そこで生まれた感情をその場でことばを交わさなくても共有する時間がわくわくをさらに大きくしているんだろうなと感じた瞬間がたくさんありました。子どもたちの暮らしの中には刺激が強いものがあふれ、子どもたちの楽しみが変わってきているのを感じることもありますが、みんなで想像力を膨らませながら主体的に心も身体もまっすぐにお話の世界に入り、子どもたちが普段の子どもたちらしく感じて遊べる時間を共有できたことは本当にすてきなことだなと感じます。ごっこランドが終わり普段の幼稚園の生活の中で、年少・年中の子どもたちもカズー(笛)を見よう見まねで作って鳴らしていたり、テラスに横になって転がりながら「風が吹いてきた」と表現しながら遊んでいたり、「ホコリのやつさちょっと怖かったやん」と子ども同士で話していたり。いつもの生活にごっこランドの空気が残っていて、子どもたちの中にはお話が続いていて、そんな姿が、ごっこランドがただのちょっと変わった発表会や観劇ではなく、子どもたちの中に残る心がわくわくする時間だったということを改めて感じています。
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