「先生、幼虫見つけよう。」年中組2026,04
T君は虫探しが大好きで外遊びの度に虫を見つけている。
ある日、スコップを持ったT君は保育者に静かに「幼虫見つけよう。」と言った。それまで他の子どもと遊んでいた保育者になかなか言い出せず、「お片付けしよう。」と言いに来た保育者にそっと話しかけたのだろう。T君はカブトムシの幼虫を見つけたいようだ。
しかし、もうお弁当の時間。「お残りの時間に見つけよう。」と
言うが、首を横に振る。満足していない表情だったので「一回だけ掘ってみよう。」と言うと「うん。」と言って門の近くに生えている木の下を掘り始めた。ミミズを見つけ、この日は終わった。
翌日の外遊びの時間、今日もスコップを持ち、保育者を待っている。今日は元気に「先生、幼虫見つけよう。」と誘う。昨日と違う場所をどんどん掘り始める。その様子を見ていたM君もスコップを持ってきて一緒に掘る。すると、小さい幼虫を発見した。即座にT君が「これハナムグリ」と言う。
カブトムシではなかったが、T君の表情はとても満足していた。
...