【地域の小学校教育関係者へ】
幼児期の経験と小学校の学びをつなぐ事例集

本園で見られた子どもたちの具体的な姿から、幼児期の経験と小学校での学びとのつながりを考えてみました。

「幼児期には、こんな経験をしているんだ」と知っていただく一つの材料になればうれしいです。


小学校教育に関わる皆様へ

このたび、荒尾第一幼稚園でこれまで記録してきた子どもたちの姿をもとに、
幼児期の経験と小学校での学びとのつながりを考える事例集を作成しました。


幼稚園の「遊び」は、まだ「教科名がない学び」荒尾第一幼稚園_保幼小架け橋プログラム事例集


幼稚園では、子どもたちは遊びや生活の中で、友達と考えを伝え合ったり、数や量、形に気づいたり、試したり、比べたり、うまくいかなければ方法を変えたりしながら学んでいます。それは、小学校の教科の内容を先取りして学んでいるということではありません。しかし、こうした経験の中には、その後の小学校での学びにつながっていくものが数多く含まれているのではないかと考えています。

子どもたちは、幼稚園、保育所、認定こども園など、それぞれ異なる環境で、さまざまな経験を重ねて小学校へ入学します。そして小学校では、そうした一人ひとり異なる経験をしてきた子どもたちが、一つの学級でともに学び始めます。

そこに「幼児期と小学校の架け橋」を具体的にどのようにつくっていけばよいのかを考えると、とても難しいことだと感じています。

小学校と幼児教育施設との縦のつながりだけでなく、もしかすると、地域にある幼稚園、保育所、認定こども園など、幼児教育・保育施設同士が横につながり、それぞれの子どもたちがどのような経験をして小学校へ向かっているのかを話し合うことも必要なのかもしれません。

まず自分たちにできることとして、本園の子どもたちが幼児期にどのような経験をし、その経験を小学校での学びとどのようにつなげて考えることができるのか、具体的な姿を事例集としてまとめてみることにしました。

ここに掲載したものには、本園の環境だからこそ生まれた活動や、その年の子どもたちだからこそ現れた姿も多くあります。どの園でも同じ経験をしているというものではありません。また、「幼稚園のこの遊びが、小学校のこの単元につながる」と一対一の対応を示そうとするものでもありません。

それでも、

「小学校で学ぶことのずっと手前で、子どもたちはこんな経験をしているのか」

「幼児期のこんな姿が、やがて小学校での学びにつながっていく可能性があるのか」

そんなふうに、幼児期の学びを知っていただく一つの手掛かりにはなるのではないかと思い、今回、公開することにしました。

この事例集を完成したものとは考えていません。小学校の先生方や、地域の幼児教育・保育に携わる方々に見ていただき、「こんなつながりも考えられるのではないか」「私たちの園ではこんな経験をしている」といった対話が生まれれば、架け橋をつくっていく一歩になるのではないかと思っています。

お時間のあるときに、気になる事例を一つでもご覧いただけましたら幸いです。

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子どもたちが園生活の中で目にする表示に、50音のひらがな全てを使っています。

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