雛人形製作の過程 

年長組、雛人形製作もあと1日となりました。
製作の過程での出来事を掲示物にして、みんなで共有しています。

雛人形製作ドキュメンテーション

多様な体験の中で子どもたちは育っていくのだと思います。

先進的なレッジョ・エミリアの幼児教育を解説した本に
「社会文化的活動の中で子どもたちは育つ」という文章がありました。
「社会文化的活動」、10年前に読んだ時、わかるようでわからないこの言葉の意味が
雛人形協同製作を通して、分かってきたように思います。

着々と進む協同製作 年長組

雛人形協同製作
「いっぱい日がたって、時間がかかって作るんだと初めてわかったよ」
帰りの会で、そんな感想が聞かれました。
現在、遊ぶ時間、製作の時間、自分で管理しながら着々と協同製作が進んでいます。

いまどんな状況か知らせるための環境づくりも大切です。
見通しと作業の量を「見える化」しています。

終わったもの、これから作るもの、わかるようにしています
製作の様子を知らせる掲示物

今日は暖かく、砂場でダイナミックな遊びが繰り広げられていました。

年中組 砂場ダイナミック

色画用紙の立体家づくり 年中組

道路や海など色塗り

年中組は箱作りの活動から家づくりへ。
まず街づくり。そこに色画用紙で思い思いに作った家を建てて行きました。
どんな感じか、椅子に登って上から確認。

高層住宅もあります
年中組 街づくり

イルカ製作も始まりました。

イルカになる予定

雛人形協同製作、始まりました。

卒園前の年長組の大仕事です。
木の柵を作っている場面、よく見ると素晴らしい技法を使っています。

木の柵

はじめに色画用紙に折り目をつけて切り込みを入れたところ、
格子にならず横の棒部分がない状態に出来上がってしまったそうです。
そこで困っていると、友達がアドバイスをくれました。

折り目を入れて切っています

「折り目を増やして切る」見事に格子になり木の柵が出来ました。

この技法を知っていることよりも、
以前覚えた技法を使ってみようとか、アドバイスのやり取りなど、
そういうことを体験できることが、子どもにとって大切な環境と思うのです。
今、教育の中で求められている、駆動する知識、学習の転移、深い学びが
見られます。

17? 16?

雛壇に残ってるまだ製作に取りかかっていない人形や道具等を
二人の子どもが数えていました。
ある子が数えると17。
もう一人が数えると16。
合わないので、もう一度数えますが、やっぱり17と16。

残っている物達

お互いに数え直し、何度も繰り返します。
どこが違うのか検証しはじめます。指を指しながらお互いに見えるように
確認して、数えていきます。そして、
ついに屏風の数え方(1と数えるか、2と数えるか)が
お互いに違うことを突き止めました。
「対話的で深い学び」です。

雛人形協同製作は単なる「協同製作」ではなく、この活動を通して、
様々な体験をしていく活動なんだと改めて思いました。