翼を広げる

影絵で遊ぶ

半透明のスクリーンにプテラノドンを映し出してみました。
年中組の恐竜プロジェクトチームに見せたところ、
目を輝かせてトレースしたり、
友達と一緒に楽しくなってプテラノドンになって飛び回ったりと、

表現活動や絵画活動の枠を飛び越えた活動になりました。
私自身、考えさせられる時間となりました。

年少組は劇遊び。みんなと一緒に話の展開やスリルを楽しんでいました。

オバケちゃんだ!

年中組は絵本の中の家を作り始めました。

絵本「ライオンのすてきないえ」

手品

年長組。フンデルトヴァッサーの描いた絵を鑑賞する。
見た瞬間「わ~」と声があがり魅了された様子だった。不思議な絵だったのでどんな風に見えるかみんなで出しあった。

その後、昨日考えた形を使ったり、また新しいデザインを考えたりしながら白い紙をデザインしていった。

年中組。テラスにて朝の光の遊び。
色水の入ったペットボトルの色が変わることを発見。
興味深く練習して先生に披露していた。

新鮮な気づき

年中組、プロジェクト活動。途中経過。

印象派

静物画

園庭のイーゼルコーナー。
今日は花瓶の花や野菜などを置いてみました。

赤いピーマンと花瓶の花
勢いよく

年少組は活動でロボットの絵。形や色を意識した活動の後、
2日間かけて描きました。

満足感たっぷり!

年長組はデザイン。キュビスムのようです。

園庭では植物から色の抽出に昨日から取り組んでいます。

園庭は今日も元気でした!

午前11時30分頃

年少組の協同作業

年少組が砂場で山を作り始めました。
砂をたくさんかけるため、スコップは2つ持ちます。

高い山を作ろう!

途中で大きなスコップに変えました。

大きなスコップの方がいいみたい!

山の上からスコップでざぁっとかけます。

膝の高さまできたよ

だんだん高くなってきました。

スボンのポッケまできたよ。

まだまだかけます。

おへその高さまでいくかな

形を整えます。

手でパンパン!

年中組も手伝ってくれました。板を使って綺麗な山の形にしていきます。年中組の考え。

山を削らないように

板を使って下から上に形を整えます。

いい形!

大きな山ができました。

入園説明会史

年中組、中断していた公園作り。台紙を綺麗にすると、再び始まったようです。

入園説明会史

昨日は、入園説明会でした。ご参加のみなさん、お越しいただきありがとうございました。

前日、職員を前にリハーサルをしました。「『知識・技能の基礎』のところ、伝わった?」と聞くとみんな「?・?・?」という顔をしていました。「これこれ、こういうわけで、こういうこと」と、どこかに寄りかかりながら私が話すと「今の言い方でわかりました」と先生。

昔。今より若い頃。保育の説明を聞いた時、根拠がことわざだったり、保育関係の本を読んだ時、ちょっと良い話だけだったり、そういうことに、違和感を感じていました。

良い話は「子ども観」や「人間観」を磨くために必要だと思います。それでも、保育の質の向上の観点からは物足りないものを感じました。

科学的な根拠を求めて、当時出版されはじめた「脳科学」の本を読みあさりました。1冊読むと、1~2つ、保育の説明に使えることがらが載っていました。それを繰り返し、いつのまにか生物の授業のような入園説明会を行っていました。「これではいけないかな」と、「脳科学」で説明することを少しずつ、控えるようにしました。

やがて、エビデンス(証拠)ベースの教育が盛んに語られるようになってきました。脳科学が発展したことで、教育にもその視点が持ち込まれてきたのだと思います。

保育関係の書籍も私の目には「良い話系」から、「科学・哲学系」が目立つようになってきました。「こんなに面白い本が出版されていたのか」とノーマークだったことに少し慌てました。
根拠は私の手に負えないくらい、消化するのに時間がかかるくらいすごいものになってきました。

「学習科学」。昔はなかった分野ですが、若い頃の私が求めていたものがたくさんここにあります。「学習科学」というと小学校の分野と思われるかもしれませんが幼児教育を考えていく上でも非常に参考になります。

ある本に、荒尾第一幼稚園の雛人形協同製作での保育者の子どもへの話し方と同じようなことが書かれていたので「先生、この本読んだことある?」と聞いたことがあるくらいです。

入園説明会はここ数年の実践をまとめます。そうすると、新しい確かな知識が幼稚園に得られます。

『知識・技能の基礎』は、つながり。
つながっていく場。そのまとまり。つながらないと活動は深まらない。
多様な体験に、知識がつながって、
そのまとまり、構成の豊かさが確かな知識になっていく。

レッジョ・エミリア(イタリアの幼児教育)の綺麗な写真、
すごい環境の奥に隠されているものは、これか、と気づいたり。

光で遊ぶ環境を園庭に用意する。
一時的に子どもたちは興味を持って、遊び出す。
しかし、環境構成の力量不足で活動を深めることができない。

レッジョ・エミリアでは鏡を使って光の道を作っている活動をみたことがある。
それは保育室に光で遊ぶ環境が日常的にあるからだろう。

ライトテーブル、OHP、プロジェクタ 。
OHPは現在販売されていない。中古で購入すると

光が強すぎて、3台に1台くらいしか、保育室に置けない。
たぶんそういったことを乗り越えて、教材研究していく必要があるのだろう。
いろんな領域で。子どもたちの探究の力を育むには。

「知識・技能の基礎」のために、活動を深めるためにも
主体的・対話的な深い学びが必要。
プロジェクト活動、環境構成がより重要になっていく。

対話的な活動が盛り上がったから良しとしてはいけない。
深い学びのためには、客観的に自分の活動を見るなど
「メタ認知」的な振り返りが必要。
幼児の「メタ認知」の力を援助するのが保育者の役割。
七夕人形劇作りや、ひな人形協同製作での保育者の役割。

入園説明会を経て、荒尾第一幼稚園の保育実践はまだまだ良くなると思えるのです。