鬼の落とし物

年少組が節分に向けての導入的な活動として、
鬼の気配を探すごっこ遊びのような活動をしていました。

もじゃもじゃの毛糸やこん棒などを鬼の慰留品に見立て、園内のあちこちにしかけ、
それをみんなで見つけるファンタジーの遊び。

この遊びが他のクラスにまで広まり、担任が仕掛けていないものまで
鬼の慰留品として見つけて、検証していました。

少し前に割れていたレンガも鬼の仕業かもしれないと推理。
検証するためにレンガを置いて張り紙を貼っていました。
「さわらないで おにがくるか じっけんちゅう」

さわらないで 鬼が来るか実験中

昨日、遊びの時間、年中児が紙袋を使って鬼のお面を作っていました。
素朴なお面ですが、自分なりに工夫して考えて作っているのです。
両側の耳の部分に切り込みを入れて、外の音が聞こえやすくしています。

豊かな時間が流れています!

水が減る?〜なぜの前

年少組、2日間続いている遊びの中で出来事です。 
容器の中に砂を1/3、水を満杯になるまで入れて、スプーンでかき混ぜる。
この容器は少し割れていて、少しずつ水が漏れている。

割れていることには、気づいていない様子だが、水が減っていることには気づいている。
かき回していると、水の減りが早くなるので不思議に思っている様子。

砂を取り出し、きれいな水を入れてカップの観察。
カップの底に水が垂れているのに気づき、スプーンで触っている。
容器に問題があることに気が付いたのか?

遊びの空間と時間があることが大切です。幼児教育で育む資質能力の3つの柱というものがあります。

1つ目「豊かな体験を通じて、感じたり、気づいたり、わかったりできるようになったりする『知識及び技能の基礎』」

2つ目は「気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり表現したりする『思考力、判断力、表現力等の基礎』」

3つ目「心情、意欲、態度、育つ中で、よりよい生活を営もうとする『学びに向かう力・人間性』」

カップとスプーンの遊びには、資質能力の3つの柱が相互に関連しあって見られます。

足跡からすべてを見通す年少組

トラッキング

丁寧に観察し、見つけた情報から想像、洞察してイメージを作り上げていく力。

数年前「SP」というTVドラマで岡田君、扮するSPが足跡から容疑者像を想像している場面がありましたが、もともとインデアンや古来の狩人の技術だそうです。

それをなんと年少組たちがやっていました。

「これは忙しそう」
「この人はあばれほうだい」
「このあしあとは絶対、線の中にある!」

足跡を見つけてはその足跡の人物像などを想像していました。

3学期が始まって、毎日いろいろなことが行われています。楽しいです!

年長組、編み物のブレスレット作り!
年中組、色水の氷