立体的に作る 3歳児

「こんなふうにつくりたい」~立体的に作る 3歳児 

1学期から親しんできた、保育室のダンボール製作コーナー。
いつも誰かが何かを作っている場所になっていて、いつも盛り上がっているなと感じます。

ロボットや恐竜、お人形に戦隊モノに出てくる武器、
そして最近では子ども達のイメージの中から生まれた創造的なものなど色々です。

初めの頃はテープをつけることもやっとの子ども達が
今では自分の力で色々なものを作り出している姿に成長を感じます。

これまでは平面のものを作ることが多かった子どもですが、
最近では平面を張り合わせて立体的なものを作ることも増えてきたように感じます。
選んだ段ボールを組み合わせて「こんな風にしたい」と保育者に伝えてくれます。
立体を作るとなるとお手伝いが必要です。
それをしっかりと伝えてくれる姿もいいなと思います。

これまで平面の世界だった子ども達。
子どもから見えているものが少しずつ広がりはじめ、
作るものに対してもこれまでよりも高度な技術が必要な作り方へと
変わってきているように思います。
そして出来上がるととても満足気で、作ったものを使って遊びも盛り上がっているようです‼︎

じょうごの先から水を流したい

~じょうごの先から水を流したい~

[ゆらす]

K君がじょうごを砂場にさしていました。
水を入れじっと見つめています。
それから、じょうごを持ってゆらし出しました。それを何度も繰り返します。
そして、砂に水が染み込む様子を見て「でた~」と保育者に訴えかけます。

[ふるいを使う]

次にふるいを持ってきてそこにじょうごを立てようと試みます。
これだけではじょうごは立ちません。そこで考え付いた方法が、3枚目の写真の砂場の砂で土手を作ってそこにさすものでした。そして、水を入れていきます。
直接砂場にさした時よりも早く水が減っていく様子を見てとても満足げでした‼︎

[これまでの遊びの経験]
 
始め、保育者は何がしたいのかな?と興味を持って見始めましたが、「あっ、じょうごの先から水が流れるようにしたいんだな」と分かってから試行錯誤している素敵な場面だなと感じました。砂に直接さしたら全然水が減らないので、「どうしたら水が流れるのか」をK君なりに考えたのです。

穴が空いていたら、すぐに流れるかもしれないとふるいを持ってくる。でも、ふるいにはじょうごはささらないから砂で固めてみる。この姿を見ていると
これまで遊びの中で経験したことがたくさん活かされています。

遊びの中で感じたり、気付いたり、できるようになった知識・技能を使い、「こうすればできるかな?」と考えたり、試したり思考力・判断力が顕著に表れている場面だなと感じました‼︎

年少組(3歳児)2022.7 ドキュメンテーションより

見方・考え方を生かして

暑い日。
バケツに水を汲みペットボトルと漏斗を3歳児クラスの子どもたちのそばに置きました。

一人は水道まで走って行き、ペットボトルに水を汲んで戻ってきてバケツに水を入れることをひたすら繰り返しています。

一人はバケツにペットボトルを沈めて、ボコッ、ボコッと水が入る様子を真剣に見ています。そして違うペットボトルの注ぎ口を合わせて、水を移すこと試みています。

それぞれ真剣に何かを感じ、試みています。

「この場の環境はこのままで良いかも」と私は思いました。
水遊びをもっと面白くするために本園には雨樋があります。
でも、3歳児のこの二人は、今、自分なりに思ったことを試して
探究、推論する力などにつながる体験をしています。

3歳児前半は雨樋を自分で出すことは難しいので、保育者が環境を作る必要がありますが、今回は遊びの停滞か区切りまで待とうと思いました。

見方・考え方を生かす保育は、子どもの中に何が起きているか、読み取って行う保育と考えます。些細なことに思えるかもしれませんが、子どもの育ちにとって、とても重要と考えています。