見方・考え方を生かして

暑い日。
バケツに水を汲みペットボトルと漏斗を3歳児クラスの子どもたちのそばに置きました。

一人は水道まで走って行き、ペットボトルに水を汲んで戻ってきてバケツに水を入れることをひたすら繰り返しています。

一人はバケツにペットボトルを沈めて、ボコッ、ボコッと水が入る様子を真剣に見ています。そして違うペットボトルの注ぎ口を合わせて、水を移すこと試みています。

それぞれ真剣に何かを感じ、試みています。

「この場の環境はこのままで良いかも」と私は思いました。
水遊びをもっと面白くするために本園には雨樋があります。
でも、3歳児のこの二人は、今、自分なりに思ったことを試して
探究、推論する力などにつながる体験をしています。

3歳児前半は雨樋を自分で出すことは難しいので、保育者が環境を作る必要がありますが、今回は遊びの停滞か区切りまで待とうと思いました。

見方・考え方を生かす保育は、子どもの中に何が起きているか、読み取って行う保育と考えます。些細なことに思えるかもしれませんが、子どもの育ちにとって、とても重要と考えています。