虫取り網

ボロボロになった虫取り網。

年少組が「先生、なんとかして」というので倉庫からさがし出し、破けていない虫取り網を渡しました。
でも新しい虫網は短い。今までの長い棒に付け替えることを提案すると、その必要性を知っているのか年少組たちが意欲的に挑み始めました。


作業しやすいように棒を少し浮かせるために木を保育者が置きました。
最初、紐を巻きつけていきます。しかし結んで止めることができません。
紐を止めるために思いついたのがセロハンテープ。その場にいたひとりが自主的に保育室に取りに行きました。

セロハンテープで紐を止めます。しかし熱中症予防のシャワーが降っていたので、
「ここだとテープが剥がれちゃう」としぶきが来ない場所に移動しますがうまく接着できません。

「これだったら雨降ったら剥がれちゃうよ」と話します。雨が降った時に壊れてしまうことを予測したようです。

そこで「ガムテープ」という意見が出ました。保育者がガムテープを持っていてあげました。
「セロハンテープ派」と少し意見がぶつかりましたが「ガムテープ」の信頼度にみんなが気付いた様子。

ガムテープをぐるぐる巻き付けはじめました。「こうしたら強くなりそうじゃない?」と言いながら進めています。
巻く動作が面白い様子。しかしちょっと巻きすぎ。幼稚園の経済的面から見過ごしできず保育者が介入。

保育者「ガムテープはそんなに巻かなくても大丈夫。2回くらい巻けばいいよ」

子ども「2かいって?」

保育者「こう(動作で2回巻くことをやってみせる)」

子ども「じゃ、(巻くから)数えて」と理解したようでした。

なんと建設的な会話。

交代で巻きつけ立派な新しい虫取り網ができました。