入園説明会 2025年度入園
【入園説明会】9/7(土)10:00-11:00
参加ご希望の方はホームページ「入園のご案内」申込フォームよりお申し込みください。
「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」というものが幼稚園教育要領にあります。「10の姿」と呼ばれます。
(1) 健康な心と体
(2) 自立心
(3) 協同性
(4) 道徳性・規範意識の芽生え
(5) 社会生活との関わり
(6) 思考力の芽生え
(7)自然との関わり・生命尊重
(8) 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
(9) 言葉による伝え合い
(10) 豊かな感性と表現
これは小学校教育に繋がっていきますが幼児期ではひとつひとつ取り上げて育てる教科ではなく目標でもありません。
ここがたぶん分かりずらいところと思いますが、
簡単に言うと「みんな、なかよくしましょうー!」と100回、先生が言ったら、
形だけそうするかもしれませんが「仲良くする態度(協同性)」は育たないのです。他の姿も同じです。
教えたり、直接指導して育つものではなく、園生活の中で、体験を通して、繰り返して、環境を通して育っていくものなのです。
この10の姿は、幼児期の終わりにこの姿が見られるように、
発達に必要な体験が得られるような状況を作ったり、
必要な援助を行うために、保育者が念頭に置くものなのです。
なんでそんなやり方をするのか。その方が育つからです。
世界中の幼児教育の研究や先進的な保育実践から考えられて、子どもたちのしあわせを願って考えられて作られたものです。
この少し分かりづらく難しい幼児教育を地域社会に説明していくのが保育施設の役割だと思っています。
写真は年中組。地域の祭りからの影響で夏季保育時から作り始め、時間をおいてもまた作り始めました。【健康な心と体】【自立心】。次々と制作仲間が増えています。協同性の育ちにつながる体験です【協同性】。園外の出来事から影響を受けて作り始めて、園内の他のクラスの大蛇が好きな子を呼びに行って見せたりして仲間が増えていく【社会生活との関わり】。どうしたら立つのか。自分たちが乗れるようになるのか【思考力の芽生え】。大蛇を作りながら大切に扱う気持ち。畏敬の念【自然との関わり・生命尊重】。制作過程で左右対称の構造、さまざまなパーツを扱う【数量や図形の関心・感覚】。制作過程での相談や簡単な話し合い【言葉による伝え合い】。灯りを付けたり、火を吹かせたいという思い、造形美【豊かな感性と表現】
2学期初日から、様々な体験を重ねていく「環境を通した保育」です。