他者と協働して課題を解決

「他者と協働して課題を解決していく力」
これからを生きていく子どもたちに求められる力です。

・自分の考えを伝える。
・人の考えを聴く。
・全体のこと考えて、自分のやりたい衝動を抑える。(自己抑制)
・大勢の話し声の中から必要な情報に耳を傾ける力。※この力は本園で協同的活動の実践を数年重ねてきて、幼児期に育っていく力だと感じています。

そんな諸々の力が集まって協働の力が発揮されるのだと思います。
その力はケイドロ、缶蹴り、ドッチボールなど遊びの中で育まれます。

年長組「なべなべ底抜け」

声を掛け合う年長組10月

年長組「箱積みの練習」再掲(10/19の記事と同じ)

協力して課題を解決9月

幼稚園教育要領解説 の冒頭文章(文部科学省)

「変化が急速で予測が困難な時代にあって,学校教育には,子供たちが様々な変化に積極的に向き合い,他者と協働して課題を解決していくことや,様々な情報を見極め知識の概念的な理解を実現し情報を再構成するなどして新たな価値につなげていくこと,複雑な状況変化の中で目的を再構築することができるようにすることが求められている。」

入園説明会史

年中組、中断していた公園作り。台紙を綺麗にすると、再び始まったようです。

入園説明会史

昨日は、入園説明会でした。ご参加のみなさん、お越しいただきありがとうございました。

前日、職員を前にリハーサルをしました。「『知識・技能の基礎』のところ、伝わった?」と聞くとみんな「?・?・?」という顔をしていました。「これこれ、こういうわけで、こういうこと」と、どこかに寄りかかりながら私が話すと「今の言い方でわかりました」と先生。

昔。今より若い頃。保育の説明を聞いた時、根拠がことわざだったり、保育関係の本を読んだ時、ちょっと良い話だけだったり、そういうことに、違和感を感じていました。

良い話は「子ども観」や「人間観」を磨くために必要だと思います。それでも、保育の質の向上の観点からは物足りないものを感じました。

科学的な根拠を求めて、当時出版されはじめた「脳科学」の本を読みあさりました。1冊読むと、1~2つ、保育の説明に使えることがらが載っていました。それを繰り返し、いつのまにか生物の授業のような入園説明会を行っていました。「これではいけないかな」と、「脳科学」で説明することを少しずつ、控えるようにしました。

やがて、エビデンス(証拠)ベースの教育が盛んに語られるようになってきました。脳科学が発展したことで、教育にもその視点が持ち込まれてきたのだと思います。

保育関係の書籍も私の目には「良い話系」から、「科学・哲学系」が目立つようになってきました。「こんなに面白い本が出版されていたのか」とノーマークだったことに少し慌てました。
根拠は私の手に負えないくらい、消化するのに時間がかかるくらいすごいものになってきました。

「学習科学」。昔はなかった分野ですが、若い頃の私が求めていたものがたくさんここにあります。「学習科学」というと小学校の分野と思われるかもしれませんが幼児教育を考えていく上でも非常に参考になります。

ある本に、荒尾第一幼稚園の雛人形協同製作での保育者の子どもへの話し方と同じようなことが書かれていたので「先生、この本読んだことある?」と聞いたことがあるくらいです。

入園説明会はここ数年の実践をまとめます。そうすると、新しい確かな知識が幼稚園に得られます。

『知識・技能の基礎』は、つながり。
つながっていく場。そのまとまり。つながらないと活動は深まらない。
多様な体験に、知識がつながって、
そのまとまり、構成の豊かさが確かな知識になっていく。

レッジョ・エミリア(イタリアの幼児教育)の綺麗な写真、
すごい環境の奥に隠されているものは、これか、と気づいたり。

光で遊ぶ環境を園庭に用意する。
一時的に子どもたちは興味を持って、遊び出す。
しかし、環境構成の力量不足で活動を深めることができない。

レッジョ・エミリアでは鏡を使って光の道を作っている活動をみたことがある。
それは保育室に光で遊ぶ環境が日常的にあるからだろう。

ライトテーブル、OHP、プロジェクタ 。
OHPは現在販売されていない。中古で購入すると

光が強すぎて、3台に1台くらいしか、保育室に置けない。
たぶんそういったことを乗り越えて、教材研究していく必要があるのだろう。
いろんな領域で。子どもたちの探究の力を育むには。

「知識・技能の基礎」のために、活動を深めるためにも
主体的・対話的な深い学びが必要。
プロジェクト活動、環境構成がより重要になっていく。

対話的な活動が盛り上がったから良しとしてはいけない。
深い学びのためには、客観的に自分の活動を見るなど
「メタ認知」的な振り返りが必要。
幼児の「メタ認知」の力を援助するのが保育者の役割。
七夕人形劇作りや、ひな人形協同製作での保育者の役割。

入園説明会を経て、荒尾第一幼稚園の保育実践はまだまだ良くなると思えるのです。

これから生きる子どもたちに必要な力

10/17 年長組 アトリエ

少し前の文部科学省の資料に以下のようなことが書かれていました。

「これからの社会を生きる子どもたちは、自ら課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、物事を多様な観点から考察する力、様々な情報を取捨選択できる力などが求められると考えられます」

どうしてこのような教育が望まれるのか。

大雑把な言い方をしますが、
少し前の社会では会社の先輩や師匠・先代など、教育係に相当する人から、教えられたことをしっかり覚えて行っていれば、会社やお店はずっと続いていく、というところが多かったのだと思います。

今の社会、近隣のお店から企業まで、10年同じ形態でいられるところは少ないと思います。使える知識(駆動する知識)を使って、社会の変化に対応していく力が必要のようです。それを育むのが新しい教育です。

荒尾第一幼稚園の今日の何気ない日常の保育の中に、
「自ら課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、物事を多様な観点から考察する力、様々な情報を取捨選択できる力」
これらを育む活動がたくさん見られます。

年長組、ここ数日の活動の発展として形作り。

3回折ると三角。6回折ると6角形と形ができ好きな形を「これはいえみたい」「観覧車作ってる」と自分で考えイメージしながら作っていく。グループで作っていけたらいいねと話しているところ。

形作り


年中組。

映画作り。だんだん、保育者がいなくても準備をしたり連絡をしたりする姿も見えてきた。写真、手前寝ている子たちは、自分がカメラに映らないようにして、人形を操っているところ。

映画撮影

動物作りでは、塗りたかった色がなかったため、自分たちで色づくりをしてから色を塗る。「灰色って何色混ぜる?」と保育者に聞いてきた子に対して「白と黒でできるよ」と教えてくれる子がいた。

象さん 着色

恐竜は石から「絵」へ。

アンキロサウルスとステゴサウルス

年少組

ハサミで切った形を色んなものに見立ててノリで貼っていくことを楽しむ。「これを作るから、この材料がいる!」と選んで切っていく子どもの姿などあった。また、真っ白の紙を自分の考えた形に切って黙々と作り進める姿があった。

自由自在に