しなやかな心の子どもたち

ごっこランドで何が起きるか分からないから
練習しておく保育の第2弾を本日、年長組で行いました。

忍足の術。缶蹴りの缶を蹴りにいく時のように動く。
年長組保育室から、お遊戯室まで他のクラスの前を通るテラスをいかなければなりません。
他の先生に気がつかれないようお遊戯室まで行き、ある任務を果たし、
テーブルの下に隠れるという作戦。全員、ニコニコしながらクリア。

次は変身の術。昆虫たちの擬態の写真を見て、お手本を知る。
その後、人の生活する空間にあるもの、いろいろなものに変身する。

次にソフトクリーム、水滴、花火、雨など
抽象的な動き、どう動いたらいいのかわからないような身体表現も、
軽々とやってのける、しなやかな心の子どもたちでした。

対話・協同的態度の育ち〜年長組でも難しい話し合い

作戦会議中「バツ」に気づいた

【対話・協同的態度の育ち~年長組でも難しい話し合い】

年長組「運動会競技 箱積み」の作戦会議の場面です。
相手チームに勝つために「積んだ箱の途中を持ち上げて、間に箱を入れていこう」
と話し合っています。

女の子たち数人を中心に話し合いが進み、
「賛成の人?」と女の子が採決を促したところ、

反対側の男の子が「えっ、なに?なに?なに?」と言いました。
進行役の女の子は作戦内容を説明し、
もう一度、「賛成の人?」と挙手による採決をとったところ、

反対側の男の子が手で「バツ」を作りました。
進行役の女の子が「ダメだってぇ~、バツ作ってるよ!」と気がつきます。

ここで先生がバツを作った男の子に、思っていた言葉を伝えるように促しました。

「声が小ちゃくて聞こえなかった」と男の子は言いました。

この話し合いは「作戦会議」なので、隣で同じように話し合いをしているチームに聞こえないように小声で話していました。

他の男の子が「近くに行って話してあげたら」と提案します。
女の子は移動して、もう一度作戦内容を説明しました。

そして採決。全員賛成の手を挙げました。
この動画、男の子の言動が目を引いたので、そこに注目して見ていましたが、
職員でもう一度、詳細にこの場面を見ると、
男の子が「バツ」を作っている場面で、他の女の子が同じように男の子を見ながら「バツ」を作っていることに気がつきました。

進行役女児が移動して説明したあとの挙手では、
一番最初に素早く納得したように手を挙げたのが、この女の子でした。

話し合いは年長組でも難しいものです。

意見を伝えることも難しいですし、意見を聴くことがさらに子どもは苦手と思います。
この時の話し合いが成り立ったのは、なぜか?

箱積みで勝ちたいというみんなの思いが
明確にあったことがひとつあげられると思います。

話し合いの形を整えた保育者の援助も、大きく関係していたように思います。
他の人が言ったこと、していることに関心が向けられていたこと。

他者の言動が受け入れられる基礎が育ちつつあること。
今までの園生活で、クラス活動での小グループでの話し合い、大テーブルの対話が生まれる環境、ケイドロや缶蹴りで起きるトラブルの話し合い、それらを積み重ねて育まれてきた力と考えます。

運動会は「運動会当日の出来栄えが目的ではない」と本園ではよく言います。
それは向かう日々の中で、このような体験をしていくことが保育として大切と
私たちは考えているからです。

作戦会議後
職員の振り返り

濃厚な運動会

運動会 開始前

10/4の日曜日、運動会。初めての午前中で終わる運動会。
濃厚な運動会になったような気がしています。

毎年、思っていることですが、保育にとって、運動会までの日々が大切と考えています。
今年は、プログラムが少なくなったことで、より豊かな時間が流れたと感じます。

写真に写っている一番左の得点板は、年少組の作品から作ったもの。
白い箱に絵と文字が書かれているのは年長組の作品。
その上の横断幕に使ったデザインは年中組の作品。
年長組のダンスの歌舞伎のお面づくりも、時間をかけて丁寧に作っていました。
下のドキュメンテーションをご覧ください。

保護者の皆様には入場の制限など、
いろいろな面でご協力いただきました。ありがとうございました。

年長組 運動会ドキュメンテーション