劇作り 上達の自覚(メタ認知)

劇作り 上達の自覚

年長組、ごっこランドに向けた劇作りの活動。
本日の練習の振り返りで、「この前より上手になってた」という感想が子供達から出たようです。練習が終わった直後、私も年長組の子どもから直接この言葉を聞きました。

過去より現在のほうが上手くなっていることを自覚しています。
幼児期は自覚してない学び。小学校は自覚した学び。
メタ認知の力です。これが未来に向かえば「学びに向かう力」です。

行事の劇作りは、その過程で起きることが大切だと思います。
ごっこランドのプロジェクト真っ最中です。

背景の絵、良いのができました。

完成!

以下〜年長組~今日の幼稚園より〜

今日は劇の練習をする。

この前やった後に「もっとこうしたらいいよね」と
みんなで話し合ったことを確認して始める。

それぞれがそのことを意識しなが、
もし忘れてしまっても教え合いながら進めていて
すごいいい雰囲気だった。

そして最後の振り返りで「この前より上手になってた」と話していて、
みんなも「そうだね」と感じていたようだった‼︎

その時々のネコの表情なども演技しているので(本番は)楽しみにしていてくださいね‼︎

そして、この前の描いた背景も黒の縁取りをして完成‼どんどん使うモノが出来上がってきて練習も楽しくなってきそうだね。

劇の背景製作

ブルーシートは離れて絵を見る場所

劇の背景製作 年長組

新しくできた空間を使って、年長組は劇の背景作りをしました。
「自分たちが作っている劇」という想いが一層強まることを願って行った活動です。

以下、年長組~今日の幼稚園より

ごっこランドの劇で使う背景を2つ描く。大きな紙に描いていくので大きさも考えながら描いていく。2グループに分かれて描いていき、どっちのグループも「わたし山描くね」「ぼく、ここぬっていくね」などと役割分担をして描いている姿がいいなと思った‼︎出来上がってくると遠目から自分たちの絵を見てみる。「わ~、すごい‼︎」「あっ、あそこまだ塗れてない」と足りないところを付け足したりしていた♪できあがった作品を見て満足そうな子ども達でした。

メニューボードにお手本が貼ってあります。
1日目終了

他者と協働して課題を解決

「他者と協働して課題を解決していく力」
これからを生きていく子どもたちに求められる力です。

・自分の考えを伝える。
・人の考えを聴く。
・全体のこと考えて、自分のやりたい衝動を抑える。(自己抑制)
・大勢の話し声の中から必要な情報に耳を傾ける力。※この力は本園で協同的活動の実践を数年重ねてきて、幼児期に育っていく力だと感じています。

そんな諸々の力が集まって協働の力が発揮されるのだと思います。
その力はケイドロ、缶蹴り、ドッチボールなど遊びの中で育まれます。

年長組「なべなべ底抜け」

声を掛け合う年長組10月

年長組「箱積みの練習」再掲(10/19の記事と同じ)

協力して課題を解決9月

幼稚園教育要領解説 の冒頭文章(文部科学省)

「変化が急速で予測が困難な時代にあって,学校教育には,子供たちが様々な変化に積極的に向き合い,他者と協働して課題を解決していくことや,様々な情報を見極め知識の概念的な理解を実現し情報を再構成するなどして新たな価値につなげていくこと,複雑な状況変化の中で目的を再構築することができるようにすることが求められている。」

運動会を楽しみに待つ気持ちの中で

出入り口、安全をご確認ください。

入園説明会の準備のため動画を整理していたら
年長組の運動会競技の話し合いの場面を見つけました。
保護者の皆さんや、たくさんの方に知って欲しく思い、記事にまとめました。


子どもたちは運動会をとても楽しみにしていました。
それは子どもたちがとても主体的に、
そして仲間たちと対話的な時間を過ごすことで生まれた気持ちと思います。

ダンス
年長組は自分たちのダンスに誇りのようなものを持っていました。
いかにカッコよくするか、仲間と話し合ってきました。

腰を落とすとかっこよく見えるということをみんなで共有し、練習に望んでいました。

本番のように

競技の「箱積み」
通常、子どもたちは箱を上に上にと乗せていきます。届かなくなると下から投げて乗せます。およそ8個の高さが限界になります。

真ん中を持ち上げて、間に箱を入れたり、重ねた箱を一気に載せると、さらに高く積むことができますが、この作戦は、伝える人、受け止める人、双方が上手く噛み合わないとなかなか機能しません。

今年、「箱積み」の自主練習の時にひとりの子どもがこの方法に気がつき、それを仲間に伝えることができました。そして、その画期的な方法はクラスに広まりました。

「箱積み」の練習では「5・5」「6・4」「7・3」と箱の積み方の作戦に名前をつけて、話し合います。情報を自分たちなりに扱っている姿です。その他、様々なちからが見られます。

「箱積み」の作戦の話し合い

先日書きました「これからの社会を生きる子どもたちは、自ら課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、物事を多様な観点から考察する力、様々な情報を取捨選択できる力などが求められると考えられます」この姿があります。

箱積み競技 練習

コミュニケーション能力は1学期からの様々な保育活動の積み重ねによるものと思います。そして園長としては、新しい環境の対話を促す保育室の大テーブル。子どもたちが集まって、いろいろと対話をしてきたことも関係していたら良いなと思っています。

大テーブルのひととき

入場門の製作

国立大附属幼稚園で行っていた実践を参考にして、独自にiPadを使って今までやったことのない方法を使って制作しました。それは子どもたちにとっても、私たち大人にとっても新鮮なものになりました。

運動会前のあまり時間が取れない時ですが、面白い作品ができました。運動会への思い表す絵とその思いを表す文字1字でデザインしました。これを会場に飾ることを子どもたちも楽しみにしていたようです。

入場門

他にも挑戦、他の競技など、お家の方たちが楽しみにしている雰囲気によって楽しい運動会を迎えられたのだと思います。

入園説明会では、何をどのように育んでいくのか。多くの実践を紹介しながらお話したいと思います。ご検討の方、是非お越しください。

人形劇 映画作りの記録 (年長組6月~7月)

人形劇映画作りの記録 (年長組6月~7)

『たなばたこびとのおはなし』

実践者 年長組担任 増永

『共通の目的に向かって友達と一緒に取り組もうとする気持ちを持つ』

 これをねらいに、友達と一緒に協力すること、工夫すること、思いや考えを伝えることを意識してこの活動に取り組みました。

 さくら組になってから初めてのクラス全体での協同活動です。友達と一緒に取り組む楽しさや大変さを感じ、より友達との関係が深まればいいなと思いました。

初めての協同活動

   今回、登場人物はiPadで描いたものをプリントして人形にしました。背景やその他必要なものはその物にぴったりだと思える材料を選んで作っていく方法で取り組みました。

 製作中の子ども達の様子はとても意欲的で、自分達であれこれ「こうしよう」と決めて作業を進めていました。また、普段絵で苦手意識があるような子でも楽しんで描いていたように思います。

 昨年までは登場人物の大きさにまでこだわって作っていたので、中には何度も同じ作業をやり直さなくてはならない状況もあり、「やりたい」という意欲が薄くなっていく姿もあったように思います。

 しかし今回は製作にiPadを導入したことで製作の苦労が軽減され「やりたい!」という意欲が持続できたのではないかと思いました。 

 今回は年長組になって初めての協同活動で、友達と一緒に同じ目的に向かって取り組むもうとする気持ちを育むことがねらいです。友達と一緒に協力しながら進めていくことの楽しさを十分に味わってほしいということを大切にしたかったので、この手法でよかったと思います。

練習開始

   劇に必要なものを作り終える頃に練習も始めました。練習でもそれぞれが役割を持ち、みんなで作っていく過程を感じてほしいという思いを持って取り組みました。

 話の内容を4つの場面に分け、各場面で役を決めて練習を始めました。小さなグループでの練習を繰り返し、撮影の時にクラス全員で進められるように取り組みました。

人形劇をやっていく中で、人形の見せ方や動かし方が難しいと感じていた子ども達。その日の振り返りでビデオを見ながら「どうしたらいいかな?」と話し合います。

 そして、その反省を次の日の練習前にみんなで確認する。それを繰り返していくと「頭見えてるよ」「次、セリフだよ」と子ども達同士で声をかけあう姿も出てきました。

撮影、効果音探し

 撮影はみんな楽しみにしていたので、長い時間でしたが集中してそれぞれに役割を果たしました。

   そして最後に、撮影した映画に音を入れる作業です。

 まずは音に親しみを持てるように、楽器や音の出るものを沢山用意しました。それらを吊るしておくことでいろんな音の出し方に気づいたり、ドラマーのように叩いたりと面白い活動でした。

そしてここでみんなで取り組めるように「1人1つは映画に使える音を見つける」という課題を出しました。

 ただ音を出すだけではなく「これ星が流れる音みたい」「足音ってこんなじゃない?」などと使えそうな音を意欲的に見つけていたように思います。

 そして録音では自分達が作った音が映画の中に入っていく感じが不思議でもあり、嬉しくもあり、自分たちで映画を作り上げていく楽しさを十分に味わっていたと思います。

振り返って普段の遊びの中で育つ力

   このようにみんなで同じ目的に向かって取り組むためには、普段の遊びの中での友達同士の関わりが大切だと感じます。

 さくら組になって特定の安心できる友達だけでなく、いろんな友達と関わりながらルールのある遊びを楽しんできました。

 その中で何かうまくいかないことがあると一緒に「どうすればみんなが楽しめるかな」と考える機会を作ってきました。

 初めは相手の気持ちを受け入れられず自分の「こうしたい」という気持ちを強く出すこともありました。しかし、それではどんどん遊び仲間が減っていき遊びが楽しくなくなるという経験をします。

 そしてその経験から、次は友達の思いや考えに耳を傾け、少しずつ折り合いをつけながら遊びをすすめていくようになったなと感じます。

 そんな中で取り組んだ『たなばたこびとのおはなし』の映画作り。

 友達と相談したり、教えあったりしながら取り組む姿は遊びの姿とつながっているように感じました。

 そして、映画作りが終わった後の子ども達の様子がまた変わったように感じます。

 仲のいい友達との関係を深めながらも、さらにいろいろな友達と積極的に関わっているところです。

 そして友達と遊ぶ楽しさを感じ、自分達で仲間を集めて遊びを始めたり、保育者がいなくても遊びが長く続くようになりました。

 遊びの楽しさで集まる「遊び仲間」が作られつつあるのではないかと感じています。