鏡とiPadのカメラ

昨日、年長組は「鏡とiPadのカメラ」を使って遊びました。

内容は、まず鏡の置く場所を決めます。そしてカメラのアングルを決めて、
子どもから目線、写真を撮りました。

見え方の面白さ、不思議さ、操る面白さ、を楽しむ面白い活動になりました。

そして、本日。

昨日はクラスの活動でしたが今日は、遊びの時間に子どもたちがiPadを持ち出してきました。

面白い場所を探していきいきと動く子ども達でした。

今まで見たことのないアングル、意識したことのない場所を探しているように感じました。

言葉にする「感性を育む」になると思います。

そしてさらに写真に絵を描く方法を教えてみました。

面白い作品ができました。

本来ならば描けない場所に描ける自由。

物の見え方、感じて描く。

このデバイスの保育への使い方の可能性を感じました。

登る人

運動会と文字と友達の思い

活動を深めるiPad 年長組の実践

今日、運動会のプログラムをテラスに貼り出しました。
運動会当日、子どもたちはプログラムを持っていないので、次、どの番組かわかりません。
子どもたちにわかるようにクラスカラーを入れて、友達と拾い読みなどして、
前もってプログラム順を知っておいてもらうためにしています。

文字をワーク類で教えませんが、子どもたちにとって意味ある文字で

親しむことを目的として意識的に作った環境です。

入場門と文字と友達の思い  活動を深めるiPad

入場門は年長組が「運動会で頑張ろうと思っていること」をiPadで描き、
プリントして貼って作っています。

iPadで絵を描くことは子どもたちの好きな活動のようです。
iPadは今、交代で使っているので空いている時に
自分から「描いていい?」と聞いて描き出します。

描いているときは、描いては消して、描いては消してと、
自分の思い通りになるように何度も描き直す姿が見られます。
その意欲が出来上がるまで続きます。
納得するまで描いて、「できた!」と保育者に見せにきてくれます。
完成した時、強い満足感を味わっているようです。

プリントしたものを段ボールに貼って「頑張ろうと思っていること」の一文字を
カルタのように書き込みます。文字のわからない子には、保育者が教えます。
この活動も文字に親しむことを目的として行っています。

そして、この活動は「運動会に対して友達は何を思っているのか」を知る環境になっています。

絵と文字を見ながら推理し、「たけうまだ!」と文字がわかる喜びと、
友達の思いに気づく喜びを一緒に味わいます。

音探しと録音【映画作り・年長組】

昨日、撮影が完了。素材を編集しグリーバック部分の色を抜いて、
子どもたちが描いた背景画を合成して、1本の動画を作ります。
この工程は園長が担当。

本日、その動画に効果音などをアフレコの要領で録音していきました。

まずは「効果音検討会議」

どんな音が必要か?
何を使ったら、その音が出せるのか?
話し合いの後、園内を探しに行きます


そしてまたみんな集まって検討。みんなが良いと思うものが
探せたらiPadで録音していきます。
録音場面は、みんな静かにするフォーマル的な場面を味わいます。

iPadによって活動の可能性が広がります。
iPadは目立つ教具ですが、iPadそのものより「活動」の方が主役になっています。
今のところ、このiPadの使い方、創作活動の道具として使うことがよいのではと思っています。

録音終わり!

昨日に続いて、田植え 年長組が行いました。

年長組 劇作り 「15ひきのねこ ふくろのなか」

キーワード

  • 小道具作り 過去に使った技法を活用(学習の転移)
  • BGM作り iPadを利用した創作活動。友達の作品を認める姿。
  • 背景製作 巨大絵画 協同製作
  • 劇の練習 振り返りで自分たちの上達を感じる(メタ認知)
  • 意欲、学びに向かう力

ごっこランドまでの道のり

目的を共有し、友達と一緒に劇をつくり上げる喜びを

 ごっこランドに向けて期待が膨らむとともに「あと◯日」と日にちを意識しながら見通しを持って自分達の活動を進めている子ども達です。

 ごっこランドまでの過程を大切に、一人ひとりが自分の力を発揮しながら友達と一緒に協力してやり遂げようとする経験を重ね、自信につながるようにしていきたいという思いで取り組んでいるところです。

こんな力が育つといいな

  • 今までに経験してきたことを取り入れながら、互いにイメージを言葉で伝え合い進めていき、劇を作り上げていく楽しさ
  • 自分の力をはっきしている姿を認め合いながら、みんなで一緒に表現する楽しさを味わうこと
  • 自分達で主体的に関わりながら見通しを持つ力

小道具作り

劇で使うものをみんなで、どんな風に作るか考える時間を作りました。

◎「運動会の門で作ったみたいに、テープで文字を作れば?」
◎「花の棒(茎)は画用紙で棒を作ってすればいいんじゃない」

 これまでの経験を劇の小道具作りに活かしていく子ども達。話し合いの中でも意見を聞いて「それいいね」と共感したり、作っていく中で、「字書いていくから貼って」と役割分担しながら進めていました。

 このように自分達で使うものを作って取り入れることで、より劇に対して主体的に関わりながら楽しんで取り組めるのかなと思います。

BGM作り

今回は新たな取り組みとして、iPadでBGM作りにも挑戦してみました。 いろんな楽器がある中でその場面に似合いそうなものを選んでリズムやメロディーをつけていきます。

始めは何とくなく触っていたら曲ができたというような作り方でしたが、やり方が分かってくると「楽しそうな曲にしよう」「今度は悲しそうな場面」と目的を持って劇に必要そうな場面を選んで作っていく姿へと変わっていきました。

 そして友達のできたものを聞いて「いいね」「ピッタリじゃない」と認めてくれる姿もたくさん見られ嬉しく思います。

背景作り

4つあるうちの2つを子ども達に描いてもらいました。大きな紙に2グループに分かれ描いていきます。

 まずはお手本となる絵本の絵をじっくり見始めた子ども達。そして「ぼく木描くね」「じゃ、私は山描く」と役割を決め、大きさも考えながら「このくいらいかな」と大体の大きさを決めます。

 このようにみんなで描くという意識を持って色塗りまでやり終えた子ども達。近くで見るとどこまでできたのかわからないけど、遠くから見てみるとまだ足りない部分が見えてくるようで「あっ、まだここ塗れてなかった」「◯ ちゃん、その上塗ってくれる?」と気がついたことを声をかけ合いながら進めていました。

 出来あがった絵を見て「すご~い」と大満足でした。

劇の練習

 劇の練習もはじまっています。セリフを覚えたり、動きを覚えたり。たくさん覚えることはあるけれど楽しくやっています。

 そして最後にみんなで練習の振り返りをしています。そこで「もっとこうしたほうがいいよね」ということを出し合ったり「ここがよかったと思う」「この前より上手になってた」と良いところを見つけながら自分達で作り上げる経験をしているところです。自分たちを客観的に見ることができているのが印象的でした。

 そして次に練習するときはみんなで決めたことを共通理解し始めます。そうやってよりいい劇にしようという意識に繋がるといいなと思います。

みんなで劇作り