Web風の顔通信4月号No.4

青い空

学び直しの1年 M.I

 心配していた入園式も無事に終わり、やっと新学期スタート!今年度も、主にひよこ組さんのお手伝いをさせて頂くことになりました。

 新年度初日は午前保育。毎年バタバタと降園時間を迎えるのですが、それぞれ好きな遊びを楽しみ、穏やかに帰りの時間を迎えてビックリ!先生と、これからこんな事もやっていきたい!あんな事も出来そうだね!と話し、ワクワクしながら初日を終えました。

 私がここに就職した時、他所の園から来た私は、常に試行錯誤しながら日々勉強している先生達の姿にとても感激したのを覚えています。それから十数年経ち、パートで戻ってきた私には、とてもとても頭がついていけないぐらい、第一幼稚園は新しい保育になっていたのです。あの頃から先生達も随分入れ替わりましたが、すべての先生達が常に学び続け、実践し、考察を積み重ねてきたからこその今の保育。数年間居なかった私は、戻ってきた時はもう新人さんの様な気分でした。

 ひと回り以上歳の離れた若い先生に、本来ならば私はアドバイスしたり手助けになる事をしてあげたい…。でも、今の私にはとてもそんな事はできない。新しい先生と同じスタートラインに立って、1から保育を学ぼう。若い先生達に少しでも追いつける様に、今年は「学び直し」の年にしよう。そして、先生達がやりたい保育に全力で取り組める様に、少しでもその手助けができる様に、サポートを頑張って行こう。

 我が家の下の子も、ひよこ組さんと同じ歳。同じ年齢の子供を持つ母だからこそ、わかる気持ちや行動もあるかもしれない。新たな保育を学び直しながら、私なりに出来る関わりで、子供達と、先生達と、充実した毎日を過ごしていきたいと思います。

 1年間、どうぞ宜しくお願いします!

中庭の畑

知らないことから無限の楽しさが生まれる F.U

 2020年度の新しい始まりが、残念なことになっている。入園式は悩んで悩んで、園庭でやることにした。創立以来の初めてのことだろうが、お天気もよく、とても素敵な入園式になったと思う。いよいよ新学期のスタートだったのに・・と言っても、今回ばかりはみんなの生命を守るためには仕方ない。

 去年、幼稚園には新しい第二の園庭ができた。今は、大きな絵をいつでも描ける環境になっている。足元にはウッドデッキが置いてあり、そこはいろんな時間が流れて心地よい空間になっているようだ。その園庭の端っこを畑にしている。幼稚園のプランターの土を全部集めて、土作りの本を参考に、いろんな土を買ってきて混ぜて畑の土を作ったつもり。畑にはなんといってもミミズくんの存在が必要不可欠、きっと。そう思い込んでいる私は、ミミズくんを見つけると、よろしくね!!とその畑に住んでもらっておいた。

 例年、ジャガイモは2月から3月初めに植えるが、今年はぎりぎり3月の終わりに植えた。やっと今、芽がでて芽かきをした。私は、芽かきをして抜いた芽が可愛くて(勿体無い!!)捨てられない。毎年、芽かきした芽を、幼稚園のプランターに植えていたが、ちゃんとジャガイモができるのだ。そりゃあ、広い畑でできるのとは大きさが全然違うけれど、それでも嬉しい。私の父がいた頃、私がやっている姿をみて「そんなの初めてみた」と笑っていた。きっと、農家の人はしないんだろうな。知らないと、どんなことだってやってみる。今年こそは、子どもたちに自由に植えてみて!!と言うつもりだったのに…間に合わなかった。ジャガイモ掘りはみんなで楽しくできますように!!(初めての畑で実はドキドキなんだけど…)