創造的造形活動の環境構成

完成予想図を描いてから製作に取り掛かるなど、初めに作りたいものがはっきりしていると、
完成に近づくためにはいろいろな課題が生まれ、考えながら製作する活動になります。

空き箱など生活廃材を自由に組み合わせて、その場のひらめきや直観で製作していく活動もあります。

どちらも大切な活動と思いますが、前者は保育者が環境や場を作ることで生まれやすくなる活動と思います。もちろん子どもだけでも起こる活動です(下記の耕運機はそういう製作)。

その時、子どもたちにどんな体験をさせたいか、粘り強さか、友達と協力して課題解決か、自由な表現活動か、保育者の考えによって環境を作っていきます。

耕運機作り

一人の子が作り始めた耕運機。みんなが集まって、アイデアをだしながら作り込まれていきました。

生活廃材によるロボット製作

最初に設計図を描きます。その設計図を見ながら子どもにどんなロボットなのか詳しく聞いていきます。イメージが明確になっていきます。手は「はこになっているのでものが入れられる」と描いてあります。
白い紙で包むことで、自分の考えたデザインに近づけやすくしようと考えたようです。

壁のビー玉コロコロ 年少組保育室

トイレットペーパの芯で作られたコースにビー玉を転がして遊びます。
毎日、いろいろな子がかかわり少しずつ改良されていきます。
初期の共同製作。みんなの想いによって大切に扱われています。