同系色を知っている年少組
「ビー玉のコースを作る!」と言って道具を取りに行き、
持ってきたのが牛乳パックとペン。
内側に黙々と塗り始める。
以前、ある子が「可愛い道」を作っていたことを知っていたので、
自分も装飾を施した道を作ろうと思ったのかもしれない。
ビー玉がころがる内側を塗っている。外側は塗ろうとしない。
内側は白いから塗った跡がわかりやすいからだろうか。
当初、「ビー玉のコースを作る!」とはじまった色塗りだが、
最後は色を塗ることが楽しくなってきたように見られた。
牛乳パックの色塗りが終わるとラップの箱を持ってきて色を塗り始めた。
「おんなじっぽい色」と表現して青と水色で塗る。
同系色の知っている様子。
知識として知っていることではなく、
自分の意図する表現に同系色を使う豊かな感性に保育者は驚いた。
保育室内のライトテーブルを使った遊びでも「同系色」で物をまとめていることがある。
年度当初から絵の具をはじめ、OHP ・カラービニール・カラー透明ブロック等、「色」の体験を重ねてきた姿かもしれない。