泥ダンゴを初めて丸めた実感〜3歳児


3歳児が泥ダンゴを作ろうとしていました。しかしなかなか上手く固まりません。

固まらない砂



保育者を介して友達の助言を聞いて、作り始めの砂の場所を変えてみました。
友達が示した場所は水が程よく混ざった砂。

その砂で作り始めると固まり、形ができる感触を味わっているようでした。保育者の想像ですが『これかぁ』と実感しているように思えました。

自分の感じたことを保育者にも感じさせようとしたのか、
「さわってみて」と保育者に差し出しました。

「さわってみて」

翌日、一人で作っている姿がありました。

先生が園庭にホースで水を撒いていました。
その「シャワシャワ」がダンゴか砂に当たったようです。

「そしたらこんな感じ」と言いながら白砂をかけています。

「そしたらこんな感じ」

机においても崩れない泥ダンゴができるようになりました。

砂と水の関係を泥ダンゴ作りの過程でどこまで学んだかは、まだわかりませんが「さわってみて」や「そしたらこんな感じ」の言葉から

何かを実感として感じたことは確かに思えます。「感じる」ということは、学びの前ということではなく、学びと絡み合っていくであろう尊い体験に思えました。