じょうごの先から水を流したい
~じょうごの先から水を流したい~
[ゆらす]
K君がじょうごを砂場にさしていました。
水を入れじっと見つめています。
それから、じょうごを持ってゆらし出しました。それを何度も繰り返します。
そして、砂に水が染み込む様子を見て「でた~」と保育者に訴えかけます。
[ふるいを使う]
次にふるいを持ってきてそこにじょうごを立てようと試みます。
これだけではじょうごは立ちません。そこで考え付いた方法が、3枚目の写真の砂場の砂で土手を作ってそこにさすものでした。そして、水を入れていきます。
直接砂場にさした時よりも早く水が減っていく様子を見てとても満足げでした‼︎
[これまでの遊びの経験]
始め、保育者は何がしたいのかな?と興味を持って見始めましたが、「あっ、じょうごの先から水が流れるようにしたいんだな」と分かってから試行錯誤している素敵な場面だなと感じました。砂に直接さしたら全然水が減らないので、「どうしたら水が流れるのか」をK君なりに考えたのです。
穴が空いていたら、すぐに流れるかもしれないとふるいを持ってくる。でも、ふるいにはじょうごはささらないから砂で固めてみる。この姿を見ていると
これまで遊びの中で経験したことがたくさん活かされています。
遊びの中で感じたり、気付いたり、できるようになった知識・技能を使い、「こうすればできるかな?」と考えたり、試したり思考力・判断力が顕著に表れている場面だなと感じました‼︎
年少組(3歳児)2022.7 ドキュメンテーションより