対話する力  年長組

年長組たちがいつも使っている虫取り網。
今日はまだ園庭に年長組が出てきていないので、
年少組たちが使っています。トンボ、なかなかつかまりません!

山の上で。「トンボ」取り。

年長組は、お遊戯室で運動会競技の箱積み。
もう何年もしていますが、数年前から新しい技が生まれ、昨年それが確立して、
それが今年の子どもたちに受け継がれていて、驚きました。
箱の途中を持ち上げて、間に箱を入れていく方法。

担任が教えたわけではありません。ひとりがその方法に気がついて伝えると、
受け止めた方が理解して、それに応えて、やり方が広がっていったようです。

子どもたちはもともと人の話を聞くのが苦手です。しかしながらこの技、受け止める方もしかっり話を聞かないと、上手く協力が成り立たないのです。それが成り立つのです。
話し合って、作戦立てて、協力して。本日、ふらっとお遊戯室見に行ったのですが、年長組の育ちにビックリしてしまいました。

放課後、担任に話を聞くと、私と同じように子どもたちの対話の力を感じ、嬉しかったようでした。「この対話の力を育んだものは何か?」と雑談。いろんなことが関係してるのはいうまでもありませんが、ここ数年の取り組みから考えてみました。

まずここ数年間のアクティブ・ラーニングの取り組み。
保育室環境を大きく変えたこと。
いつでも対話が生まれる大テーブルとその周りの環境(これは大きく影響している気がする)。
6人用の軽い机の存在。
そして、ドキュメンテーション、ニュースレター。

話を聞くのが苦手な子どもたちですが、人から何か教えてもらうのも得意でないそうです。しかし、このニュースレター見ながら、友達のことに気がついて、やり方を教えてもらっている姿がよくみられるそうです。

近年の教育で重要な「主体的・対話的で深い学び」。この「深い学び」を生み出す過程で「仲間との対話的な活動」が重要になってきます。
この対話的な活動を促すものの一つに、「ケイドロ」「缶蹴り」など、ルールのある集団遊びもあると強く感じています。

運動会に向けて、どんな子どもたちがみられるのか、楽しみです。


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