働き方・職場環境の改善

 中庭の田んぼに植えた稲、今年はなかなかうまくいきませんでした。病気が広がらないように借り入れしました。自然は難しいです。
 畑に年長組と大根を植えました。こちらは、芽が出てきました。種の赤い色がまだ見られます。これからたくさんのことを気づかせてくれると思います。

大根の芽

働き方・職場環境の改善

 ここ数年、保育の質の向上を目指して、保育内容、保育環境など、改善を行ってきました。同時に職員にとっての職場環境の改善も行ってきました。先生たちにとって、働きやすい環境は、保育の質の向上につながります。具体的な課題は長時間労働の改善です。昔も今も仕事が大変と誰一人、文句を言う先生はいません。でも言われないから、改善しなくてよいは、やっぱり違います。

 保育と直接関係ない慣習や業務を見直し、「質の高い保育」の準備に集中できる環境を作ってきました。ずいぶんと改善されてきました。それでも最後の一山を超えるには、園長の私の強い意志が必要なんだと思いました。

 8月に労働基準監督署に呼ばれました。働き方改革関連法が成立し、今年の4月から施行されましたがその法律が履行されているか近隣地域の同様の施設を対象とした調査のようでした。良い機会と思って喜んで(喜んではいませんが)出かけましたが、予想以上に難しい改善しなければならない点があることに気づかされました。それでも改善のための準備はこの一年間でしてきました。あとは、本気でやるだけです。

 曖昧だった幼稚園教諭の休憩時間も放課後に定める必要があります。「保育の準備」の時間は本園の保育に絶対に必要です。預かり保育、清掃、バス。

 従来、小学校の給食当番のような円形のグラフを回しながら担当係を決めていましたが、このやり方を大きく見直しました。大まかに決めていた園業務の担当やその時間を、細分化したシフト管理で見直し、5分、10分の時間を無駄にせず時間を作りだしました。朝のバスの発車時間を30分遅らせたことも見直しの一環です。

 保護者の皆様に、実際にご協力いただくのはお迎えの降園時間になります。短時間で済むように考えた新しい仕組みが明日から始まります。新型コロナ対策と同時に行うため、少し不便をおかけしてしまうことが申し訳ないのですが、自然な園生活の流れになりますようご協力お願いします。先生たちにとって働きやすい職場環境は、子どもたちの豊かな育ちを保証する保育の質の向上につながります。本園の歴史の中で、大きなターニングポイントとなると思います。どうかご理解とご協力、よろしくお願いします。