ふわふわの雲にしたい

(年長組ドキュメンテーションより)

6/26

映画作りスタート。

みんなで作ったお話から、映画に出てくる人・モノを出し合って作り始めました。作りながら


「雲ってどんな風に作る?」

「わたで作ったらいいんじゃない⁉︎」


とアイディアが出たので、雲作りをする2人は綿を使って作ることに‼︎

雨雲ということで、グレーっぽい色を選択しました。

そこで問題に気づきます。


「わたって白いよね」「どうする?」

「じゃあ雲を灰色で塗って、その上に白いわたをのせたらはい色に見えないかな?1回やってみる?」


と試してみることに。子ども達は、塗った色が綿の隙間から見えて灰色に見えるだろうと予想したのだと思います。しかし、実際にやってみると白の方が強く「これではダメだ」と感じたようです。それから

「これ(綿)塗ってもいい?」

と綿に絵の具で色をつけることを試してみます。

今度は色は付きましたが、ふわふわ感がなくなり納得がいかないようです。

帰りの振り返りの時間に、この問題をみんなにも共有しました。

雲はどうやって作る?~ふわふわの感触

次の日、手伝ってくれる友達が出て来てくれました。


そして「どうやって作る?」と話していたので、

「こんなのもあるよ」と綿以外の材料もあることを保育者が伝えます。
その中に薄い灰色の紙があり、くしゃくしゃしながら広げてみて何か雲っぽいということに気づきます。

「もう少し灰色がいい」


ということでその紙に灰色で塗って、乾くのを待っていました。
すると手伝ってくれていた子が


「くしゃくしゃした紙にわた入れたらいいんじゃない」

と提案してくれたので、やってみることにしました。


出来上がった雲を見て触って、

「ふわふわになった~♪触ってみて」

と嬉しそうに報告してくれました。紙もくしゃくしゃにしたので見た感じも雲っぽく、
触ったらふわふわだったのでとても満足したようで

「もう1個作ろう‼︎」

と製作意欲が高まって、盛り上がって作っていました。

今日は見た目のふわふわ感だけではなく、
触った感じのふわふわ感を味わい「これなら雲っぽい‼︎」と満足いくものができたのかなと思います。

予想・試行錯誤・判断

色々な子のアイディアを取り入れながら「きっとこうなるかも」と予想しやってみる。やってみて「なんだか違うな~」と試行錯誤している姿がいいなと思います。
この時間を大切にしながら丁寧に関わっていきたいなと思います。