服を作っていたら、マネキンが生まれた。-足場かけを考える5

【足場かけを考える⑤|年少組デザイナーズ】

服を作っていたら、マネキンが生まれた。

― 子どもの姿から変わっていく環境 ―

始まりは、毎朝、新聞紙でドレスを作っていた一人の子。けれども、一度脱ぐと破れてしまいます。

その姿を見た保育者がカラービニールを素材置き場に置くと、服作りに興味を持つ子が増えていきました。

「大きなビニールちょうだい!」

手元にあるビニールを見て、「これ貼ったら大きくなるよね?」と、貼り合わせる子が現れます。

その工夫を見た友達も作り始めました。

保育者は、できた服を着た姿を写真に撮り、みんなに見える場所へ。

友達の服が、次の子の手がかりになります。

作りたいけれど始め方が分からない子には、デザイン画が、自分の思いを伝える手がかりになりました。

そして保育者が自分の服を作り始めると、子どもたちが集まってきました。

「手伝ってあげる! ちょっと巻いてみて!」

着ている人を外から見ながら作ると、飾り付けへのこだわりも増していきます。

「こんなポーズが似合うんじゃない?」という言葉も生まれました。

その姿を受けて、保育者はマネキンを作りました。今度は、自分の服も着せて、外から見ることができます。

マネキンは、最初から決めていた活動のゴールではありません。

子どもたちが見せた姿から、次に必要な環境が生まれたのです。

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写真に写るのは10月の活動ですが、
解説動画では、春からの素材との出会いや、
友達のしていることに目を向けるようになった過程も語られています。
子どもとともに環境を変え続けること。
その積み重ねの中に、この実践の足場かけが見えてきます。